■アーティストトーク- 10月8日(土)
  吉本義人  YOSHIMOTO Yoshito
 
 

アトリエ
鉄を切り、曲げ、溶接する、そしてステンレスを熱し、叩き出す。鉄との長い対話はこれからも続く。それはまるでJFE(元日本鋼管)の歴史ではないか。その吉本がJFEで展示をしているのは偶然だろうか。
吉本のこの日は、これまでの鉄との歴史から始まり、ドイツでのSOHOの様子、そして若いころの制作活動へと話しは移り、プロジェクターの調子が悪くなり、用意してきたスライドを少し残しながらトークは終わった。
鉄は、色がついたものから、テクスチャーを変える時代へ、そして、立体物を組み合わせる時代、最後に寄り添ったり、何かに支持したりしながら周辺物への対話を試みる現在の姿が紹介された。ドイツでの制作は、公共の制作場が安く提供され、専門家の援助も受けながらプロフェッショナルが心おきなく創作に没頭できる環境を紹介した。また、自分のアトリエの様子、最後の駆け出しの頃では、大きなチューブの作品やいろいろな素材に挑戦している様子をやや懐かしさも込めて話してくれた。
 
若い頃の創作 活動大きなチューブ
(鉄は使っていない)
ドイツでのカーロ
アトリエ 鉄+色の時代
鉄の素地+変形 ステンレス+熱+たたきの時代
   
ステンレス+熱+たたきの時代    

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