■作家紹介

朝日 紀行
ASAHI Noriyuki

1961年札幌生まれ。札幌にて個展多数。
出品作品:トンネルの白い線
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石井 厚生
ISHII Kousei


1940年 千葉に生まれる
1964年 多摩美術大学彫刻科卒業
現在    多摩美術大学教授
      行動美術協会会員

独白
この彫刻は、レンガを積み上げて出来た直方体の塊の小片を削ってかたちにした。日本においてはレンガは、西洋の文化の造形上のシンボルです。多数のレンガの積み重ねは、その文化的影響の深さと強さの証です。レンガを接着するモルタルの中に「近代彫刻史」(ハーバート・リード著)の紙片を混入することで、視覚化した物質的な西洋の近代彫刻史の塊をつくる。この塊を岩石と見立てる訳ではないが、河原や海辺でみかける滑らかな小石からインスピレーションを受けて没個性的なかたちをつくる。何の変哲もない小石が僕には過去と未来への年月と時間・空間の不思議を想起させてくれる。この彫刻は、人々の中で旅をする。

出品作品:時空176 旅人たち2005
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岩崎 はな
IWASAKI Hana

かわさきに降り立つと、広大な箱庭の中に立った気がしました。人工的で閑散とした空間。人々や動物にもなかなか出会わない物質の間隔が広い都市。しかしこの一見無感覚な都市は不思議と懐かしさを帯びていました。生き物が生きているニオイ。それは大きな工場(コウバ)や脈々と張り巡らされた線路や道路から伝わってくる周波でした。私は、「生きている」という圧倒的な力をいつも表現したいと思っています。それは宇宙規模に広がっていて、もちろんこの都市も例外ではありません。一生懸命に生きている命をいつもリアルに感じていたい。それは時には非常にシンドイことですが、同時にヨロコビを与えてくれます。それがとてもうれしいです。
出品作品:SPACEAFFAIR
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木下宏
KINOSHITA Hiroshi


行動展(1965 以降毎年)・彫刻3人展(秋山画廊65・66・67)・現代芸術屋外フェスティバル(横浜70)・日本現代美術展(東京都美術館75・76・78)・日本国際美術展(東京都美術館78・80)・現代日本彫刻展(宇都宮市79)・世田谷美術館(世田谷美術館82 以降毎年)・東京屋外彫刻展(砧公園83)・個展(ギャラリー山口83・ギャラリー葉85・愛宕山画廊87・東邦画廊96・97・98・ 99)・芝浦アートフェスティバルparty2〜4(東芝ビル88・89・99)・第5回STEEL ART展(新日鉄本社ビル96)

川崎は臨海工業地帯から商業・住宅・農業地帯や豊かな緑を保つ里山・海や川の水辺と 、典型的な日本の[現]風景を高密度に圧縮している。アスファルト・コンクリート・温度・土・樹木・人・草・空気・ネオンサイン・雑草・匂い・色彩・昆虫・・・・・・・全ての物が発する余剰なエネルギー、その余剰なエネルギーはその場の雰囲気を、刻一刻変化をもたらしなら形成している。今回川崎の地に一定期間彫刻を設置します。異物としての存在になるか、同化した物になるのか、興味があることです。私の彫刻は風や光昆虫等が入り 通過できる金網と密閉された鉄の箱で構成されています。余剰なエネルギーを形象化できればと思って制作しています。


出品作品:発生(雰囲気)
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グループ・RA・かわさき
(グループ・RA+川崎市立臨港中学校美術部)

グループ・RA

1999 4月 茨城県大和村にて開催の第3回「雨引の里と彫刻」に参加すべく佐治正大を中心に6名の造形作家により「グループ・等(RA)」を結成。10〜12月第3回雨引の里と彫刻参加。
作品名:光る森
2001  

第4回雨引の里と彫刻参加。
作品名:光る川 作品名:水の塔

2002   大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003 アイデアコンペティション入選。
作品名:鉢の里の水琴窟
第5回我孫子野外美術展参加。
作品名:White Navigator 白い案内人
2003   第5回雨引の里と彫刻参加。
作品名:元気なぼくらの森のかくれが
2004   グループ名を「グループ・RA」に変更。
2005   かわさき現代彫刻展参加。
作品名:ひまわりー笑顔はいちばん(仮題)

グループ・RAは、多くの方々が、一緒に作品制作に係わってくださることを提案しています。「観るアートから、参加するアートへ」鑑賞者から制作者へ、受身でなく行動すること。グループの一員として、個々のアイデアや得意技を持ち寄り、心をオープンにして、真剣に、楽しく、制作が行われれば、個人では達し得ない作品世界を表現することが出来ると信じています。共同制作を通して異なった世代、経験を超えたコミュニケーションを、作品制作の喜びに加えます。新しい事に挑戦し、不安と向き合う、事故のの可能性を探り、輝く瞬間に立ち会う。「人間ってすばらしい」を実感できる、アートの可能性を広げる提案をしていきたいと考えています。

川崎市立臨港中学校美術部
出品作品:笑顔の花をさかせよう
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柴田 芳作
SHIBATA Ho-saku


1973 愛知県生まれ
2000 多摩美術大学美術研究科 修了
2001 00 Gallery Q (東京)
2002 GALERIA RASEN (東京)
2005 International Symposium Varanasi (インド)
2005 0403 Gallery K (東京)

日本の社会状況は閉寒・低迷というマイナスイメージが支配し、日常は人、情報、言葉、芸術、工業、あらゆるものがだらだら通り過ぎてゆくかの様である。もはや人間の心は体から離脱し混沌の渦中で迷走し続けているのです。プラスイメージの未来は、それぞれの”心”と正直に向き合い、思想を生み、モノを作り出し、それを他者と共有するという人間の基本的な生き方にかかっている。臨海工業地帯というモノづくり発信の空間。そこに現代人の「思考」を抽象化したオブジェをインスタレーションします。

出品作品:Deep Space
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建畠 朔弥
TATEHATA Sakuya

LIGHT METAL'S BEACH  何処から来て!何処へ行くのか

1944 サイゴン(現ホーチミン)生まれ。東京芸術大学彫刻科卒業
個展

2005年 始弘画廊(東京)、相生町立森林美術館(徳島)等 21回(東京、名古屋、徳島)

グループ展 2005年 川崎現代彫刻展、今日の反戦展他、パレスチナ、長野放送、佐倉市立美術館等多数、日本大学芸術学科教員(彫刻コース)

空間に構造を出現させる。それはこの構造体の部分と全体の関係がら誕生した或る種の秩序、の顕在化であると同時に、前出「何処から来て、何処に行くのか」が不明なまま漂う「物の名辞」の空間的な出現でもあるだろう。
それらは、「物」に名辞を与えた瞬間に彼方へと流れ去る物質性のオマージュであり、それらは、すでに逃亡してしまった「物質の永遠の謎」へ繰り返される問い、である。

出品作品:The Blue.com
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Firoz Mahmud

バングラデッシュに生まれる。現在東京に居住し活動中。

2003 Fellowship, Rijksakademie, Ministry of Education, culture & Science, Netherlands
2003 Travel of France, Italy, Spain, Germany etc, granted by Stiching Trus Trustfund Amsterdam
2002 'Dilnasheen khanam Gold Metal', University of Dhaka
2001 Awarded by the mayor of KCC. Khulna, BD
2000 1997.94.92.91 Best prizes in media. Annual Exhibition. Institute of Fine Art, Dhaka
2000 'Winner-5' Berger painters award, Dhaka
1999 'Elizabeth Greenshields Foundation Grants', Canada
1998 'C.E. Driscoll-Spaletti prize' Roal Over-seas League, London, UK
1997 Travel to Japan by the Ministry of Foreign Affairs. Japan
1995 'Zainul Gold Medal', All Media Best. Institute of Fine Arts. Dhaka

出品作品:boloMIA

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福村 龍哉
FUKUMRA Tatsuya

個展 1989,91,93,95,97,04 ギャルリ・ブス(東京)
1989,90,92,95,97 モリスギャラリー(東京)
2003 ギャルリー東京ユマニテ(東京)
グループ展 1990 「IMPACT '90」 ギャルリーユマニテ東京(東京)
1991,92,93,97 「現代日本美術展」 東京都美術館(東京)
1993 「第2回国際コンテンポラリーアートフェア NICAF」(神奈川)
1994 「IMPACT '94」 ギャルリーユマニテ東京(東京)
2001 「MA SHOW」Chelsea College of Art and Design(London)
2002 「ARCADIA IN THE CITY AT MARBLE HILL」English Hertage, the-e-gall(London)

出品作品:閾 Threshold
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山本 耕一郎
YAMAMOTO Kouichirou



Notable Commissions and Collections
2003 Carnegic Museum of Art Collection, Pittsburgh. USA
2002 Ernsting Museum Collection. Coesfeld-Lette. Germany
2001 Victoria and Albert Museum Collection,. London
2000 Manchester City Art Gallery Collection. Manchester
1999 Glasmuseum Collection. Ebeltoft. Denmark
2005 0403 Gallery K (東京)

現代社会において、余白の空間といえる芸術の場が、それを経験したものの意識に少なからず影響を与えうることは 明白である。そして、社会はこのような小さなオアシスを必要としている。 優れた芸術表現や芸術家が、社会でなんらかの役割を果たすとすれば、退屈な日常や社会制度に埋没した状態に揺さぶりをかけ、気付きを促し、しかるべきかたちを与えることだ。いま現在、目の前に広がる社会に向けて、局地的な企てを繰り返し、そして世界の見え方意識の改革に、少しでも役立つ社会装置としてのアート表現を実践する。
新たな価値を作り続ける運動の中に、来るべきアート、教育、そして文化のかたちを予感しながら。

出品作品:
Horizontal Series 2005 「ここ」から「ここではない場所へ」
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吉本 義人
YOSHIMOTO Yoshito




1969 東京芸術大学彫刻科卒業
2004,03,02 Galerie Lichtblick (ベルリン)
2004,01,99,98,96 ギャラリー青羅(東京)
上海多倫美術館展(上海)
川崎現代彫刻展(川崎)

1辺2mの立方体が、部屋の中に3つ置かれています。その立方体は、小さなドアが付いていて中に入ることが出来ます。内側には街から出た3種類の廃棄物が入っています。それらはリサイクルに回されるのですが、秋から冬の3ヶ月間お借りして彫刻の材料として使います。立方体の内と外に分かれ、2人でチームを組んで、はりがねで廃棄物をフェンスに取り付けて下さい。作業を進める彫刻作品はどんどん姿を変えてゆきます。


出品作品:Cubeかわさき2005
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